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2022年 7月 7日 「高等教育」の学びについて
みなさんこんにちは!
本日のブログ担当は高木です。
今日は七夕ですね。
七夕は「星祭」や「星の手向け」などとも言われ、個人的に好きな季語の一つです。
知っている方も多いとは思いますが、実は、七夕は夏ではなく秋の季語となります。
旧暦だと今日はもう秋になるのですね……
そんなことはつゆ知らず、真夏日が続いていますが、みなさん元気に過ごしていますか?
私は久しぶりに熱中症に見舞われました。
環境教育論という講義で、大学内を巡るというフィードワーク形式の授業があったのですが、炎天下の中歩き回ったせいか体の熱が下がらなくなってしまいました。
冷凍庫中の保冷剤を使ってなんとか抑えましたが、いやー本当に熱が下がらなくなってしまうのですね。
みなさんも熱中症には気をつけてくださいね!
と、いつも通り時候の挨拶が長くなってしまいましたが、本題に入りましょう。
テーマは「大学の学びについて」ですね。
私は人間学群教育学類というところで、教育について学んでいます。
これまでのブログでは詳しく書けなかった専門的なところまでお話していけたらと思います!
①教育と法律
それでは早速本題に行きましょう。
なんだか堅そうな小見出しですね。
でも、教育を学ぶ上で法律は切っても切り離せません(ということを学んだばかりですが)
法学部でもないのに……というのが最初の率直な感想でしたが、なんせ、教育は国の元で行われているものなのですから、法律に従うのは当然のこと。
やはりルールをわかっていないと、人に「教える」ことはできません。
ここでは教育にまつわる法律について簡単にお話していこうと思います。
皆さんが日々学んでいるのは「高等学校」ですね。
実はその存在も法律にしっかりと規定されています。
かなりお世話になる法律の一つとして「学校教育法」という法律があるのですが、この第一条にこう規定されています。
「この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。」
おおー、きちんと学校として認められているわけです。
ちなみに、保育園は学校ではないので、文部科学省管轄ではなく厚生労働省が管轄です。
そのような管轄が異なることによる問題点なども調べると色々と出てくるので、結構楽しいですよ。
これらの学校は俗に「一条校」と言われています。
暇なときにでも担任の先生に「先生って高校以外の一条校で働いたことあるんですかー?」って聞いてみるのも面白いかもしれないですね。
きっと、びっくりされるかなと思うので ( ‐ω‐ )
また、この法律に書かれていることについてもう一つ。
唐突ですがクイズです。
皆さんが日々当たり前に使っている「教科書」。
実はこれ、略称なんです。
では、本当の名前は何でしょうか??
答えはCMの後……ではなくこのブログの一番最後に載せます。
ほんとは読み飛ばしてほしくないですが、気になる人はすっ飛ばして構いません。
もっと興味を持ってくれた人は、この法律自体を検索して読んでみてくださいな。
②学校が学校であること、塾が塾であること
ここまで法律についてみてきましたが、ここでは学校と塾の違いについて軽く話していこうと思います。
学校と塾が違うことはわかるけれど、なぜ違うのか、どこが違うのか、わかりますか?
私も生徒として通っていた時はそんなこと意識もしていませんでしたが、大学生になってからは、ふと校舎で働いているときに考えたりしてしまうことがあります。
難しい言葉を使えば、学校は「公教育」、塾や予備校は「私教育」の場である、という違いがあります。
簡単にまとめると、塾や予備校は(東進なら大学受験の塾なので)「行きたい大学に合格する」という目標に真っ直ぐ向かう、という特徴があります。
学校はそのような「学力向上」の目標もありつつも、総合的な学習の時間などの、いわば「寄り道の時間」が設けられていることが特徴です。
なぜ学校が公の教育になるのか、の答えはまさに「寄り道の時間」にあります。
国が公的に関与して、この日本の社会を担う人材を教育する=公教育となるので、そのためには学力向上という目標だけでは足りない、ということになるわけです。
学校での学びがまどろっこしいと感じる理由は、ここにあるのではないかと勝手に考えています。
ただ、塾によっても色々あるもので、東進ではこの「寄り道の時間」を用意してくれています。
それがなんだか、わかりますかね。
そう、トップリーダーと学ぶワークショップなどのイベントです!
塾に来てまで寄り道させられるのか、と思うかもしれませんが、志望校や将来を決定する上で寄り道は本当に大切になると思います。
この塾では、この日本の社会を担う人財を育成するための教育を実践しているそうです。
受付で「このチラシもらった? 参加してみない?」と聞かれるのにはこんな理由があったんですね。
とつらつら綴ってきましたが、これは本当に根底の違いであり、学校でも塾でも実際に指導するときにはここまで考えてはいないと思います(笑)
(ま、考えないといけないのかもですが)
でも、ふとした時に「自分は何故、塾に通っているのだろう」と思い返してみてください。
塾は私教育です。親が自分の「私事」として行う教育ということになります。
それを考えたら……もうホームクラスでは居眠りできないのではないでしょうか ( ‐‐)
③題名に込めた意味
やっと最後です。
このブログの題名についてお話していきましょうか。
私は題名に「高等教育」での学び、と書きました。
「高等教育」? おそらく聞きなれない人が多いと思います。
高等教育を受けている私でさえも実はあまり聞きなれていません。
……ここまで言えば、高等教育が何を指しているのか、わかりますね。
そう、仰々しく「高等」とかついていますが、「大学(に準ずる学校)での教育」ということです。
もう少し正確に言うと、大学と高等専門学校(高専と呼ばれている就職に直結するような知識を学ぶ学校です)、専修学校専門課程(これが所謂専門学校と呼ばれるところです)が挙げられます。
皆さんはこの高等教育機関に進むため、日々頑張っているわけですね。
と書かれるとなんだか味気ないですが、そうなんです、教育って突き詰めれば突き詰めるだけ味気なくなるんです。
でも、当たり前に行われていることがこんなにも色々と考えられた上に成り立っている、と気がつくの、なんだか楽しくないですか?
あ、私だけですかね。
とにかく、大学ではこのように自分の興味を本当に深堀りすることができます!
また、新たな興味を見つけることももちろんできます。
それでは高等教育を目指して、頑張っていってくださいね。
それではまとめです。
今回も長く書きすぎてしまいました。もしかしたら最高記録かも。
最後まで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございます。
なんだか終始上から目線ですが、人にものを教えるってこうなってしまうのですかね……。
そのような教師にはならないように気を付けます。
今回のブログで少しでも教育へ興味を持ってくれる人、また、大学自体へ興味を持ってくれる人が増えたら良いなと思っています。
それでは今回はこの辺で失礼します。
……あ、クイズの答えを忘れていました。
そんなすんごいものではありませんが、答えは「教科用図書」です!
文部科学省の検定が必要なのは皆さん知っていると思いますが、その検定の会議の議事録なども調べると出てくるので見てみるといいですよ。
なかなか生々しくて面白いので。
はい、それではここまでとします!
次回のブログは井上先生です!
お楽しみに~