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2025年 9月 7日 自分がやってきたものに立ち返る

少しずつ朝晩も涼しくなり、夏の終わりを感じる季節になってきました。
二学期が始まって間もないですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は僕の受験期の葛藤をこのブログに書きたいと思います。
少し長い文章になりますが、最後まで読んでくれると嬉しいです。
僕が受験勉強を本格的に始めたのは、東進に入った高3の5月でした。
当然、周りからは「結構厳しいぞ」と言われる日々。
焦燥に駆られ英語や数学を片っ端からやり、
とにかく必死に取り組んでいましたが、夏の間は全然伸びず…。
夏に入るときに「ここで一段階ギアを上げて頑張ろう」って思っていましたが、思うように結果は出ませんでした。
特に英語を最優先にしていて、渡辺勝彦先生の授業を受けたりしていましたが、同時に理科もやらなきゃいけない状況で、本気でやらないとまずいとずっと焦っていました。
物理は受講をとっていなかったので、自分で参考書を買って進めてました。
でもやりながら「これ勉強法自体が間違ってるんじゃないか」って思うことも多かったです。
そこで途中から意識を変えて、その日に間違えた問題を翌日には必ず復習して、解けるようになっているかどうかを徹底するようにしました。
そうやって少しずつやり方を変えていったら、11月になってようやく「ちょっと伸びてきたな」って感覚を持てるようになりました。
ただ、国語や英語みたいな文系科目はほんとに苦しんでいました。
自分でも分かっているんですが、演習をしているとどうしても理系科目ばかりに逃げちゃって、文系科目を避けていたんです。
その結果、案の定共通テストの文系科目は点数が低くなっていきました。
結局は私立理系に絞って、東京理科大を目指すことにしました。
そんな中でも僕が毎日欠かさずやっていたことがあります。
それは「分からない問題が出たときは必ず自分が今まで使ってきた参考書やテキストに戻る」ということ。
ネットで調べたり、先生にすぐ聞いたりはせずに、とにかく自分の勉強してきた範囲に立ち返るようにしていました。
入試って問題の形が無限にあるじゃないですか。
でも「この問題はこの分野のこういうところを聞いているんだな」って理解して、自分の中の解法の型にしていくのが大事だと思います。
それに、これは今まで勉強したのに分からなかったのか、それとも本当に初めてで分からないのか、整理することにもつながりました。
模試の復習についても工夫していて、模試を受けたらその日のうちに必ず自己採点をしました。
そのときに「手応えがあったのに間違えた問題」と「手応えがなくて適当に答えた問題」とで分けます。
そして一番優先順位が高いのは、手応えがあったのに間違えた問題。そこを徹底的に復習していました。
高3になると模試って立て続けにあって、気づくと復習が溜まっちゃいますよね。
そうすると結局中途半端になって終わることが多くなっていきます。
だから僕は「一週間以内に復習が終わらなかったらもうやらない」というように割り切っていました。
そもそも自分は勉強の進みが遅くて、まだ解けるレベルに達していない問題も多かったので、そこを復習しても意味がないと思ったからです。
模試は大前提として活用すべきものだと思いますが、ただやるだけじゃなくて「どう活用するか」が大事なのです。
間違えた問題を復習するときには、必ず自分のやってきたものに立ち返ってみてください。
それが一番自分の力になると思います。

