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2022年 10月 24日 順大理学入試解剖学

皆さん、こんにちは。担任助手1年の松本です。

明らかに、秋に凸入し、寒すぎる日もでてきたでしょうか。ここからの体調管理気を付けていきたいですね。

さて、今回は「通っている大学の入学試験の各科目の特徴」ということで、順大理学入試解剖学(ちょっと医療系っぽい名前にしてみる。)と題して、順大/保健医療/理学療法の入試について見ていこうと思います。

僕は国公立二次前期まで入試を経験して、合格は順大と国公立大1校の合格をいただくことができました。

そのため、順大の総合型選抜・公募推薦等は受験しておらず、一般試験のみ受けました。っていうことで一般入試の話になってしまいます。また、自分が4期生ということもあり、比較的新設の学部で何十年もの過去問研究を行っていたわけではないのですが、、、色々紹介していこうと思います。

1.入試科目・時間

科目は、英語が必須、選択で、数学Ⅰ・A/物理・物理基礎/化学基礎・化学/生物基礎・生物から2科目を選択となっています。英語は60分で選択科目は2教科120分となっているため、一般的には60分ずつの配分で解答すると考えればすべて60分が相場といったところでしょうか。しかし僕自身、選択科目をどのような配分でやっていたかと言うと、物理をサクッと45分程度で終わらせて、残りは数学Ⅰ・Aにあてていました。配分に関しては、選択をどうするかによってまた変わってくるでしょうが、人それぞれです。この辺りは過去問演習をする一つの目的になってきますが、解く順番とかける時間は明らかに対策次第であり、それは自分が過去問演習をしていく中で試行錯誤して点数が最も最大化できる戦略を見つけるに軍配が上がります。頑張りましょう!

2.出題範囲・傾向

まず、すべてがマーク試験です。

英語:文法問題が大問一問分出題される。学校配布の参考書、東進のテキストなど自分が文法問題対策として使っている参考書の全範囲をまんべんなく学習したい。コツコツ進めていって、直前期で問題演習数を増やすことが効果的。長文はまずは入試標準レベルの単語・熟語を完ぺきに近い状態にもっていくこと。そして、論理の流れを正確につかむこと、掴む練習を積むこと。時間に対して語数が多すぎることはない。ただし、パラフレーズの問題で、下線の単語に最も近い意味の単語を解答させる問題では、選択肢の単語のレベルが比較的高いため、単語力を上げておく。そして、普段から長文中の初見の単語を流れから読み解く練習をしておくこと。流れからしてこんなニュアンスの単語が欲しいと頭で考えながら読む癖をつけましょう。これは他の問題にも対応・応用する対策法。要旨選択・内容一致も全文の概要がつかめてないときつい。全文の把握には、局所の把握が必要だが、100%単語が分からない時のほうが多く、論理からまとまりを捉えれば解答が可能な問題も多い。

数学Ⅰ・A:THE定番問題の集い。定番問題とは、思考力を要する問題ではなく、手を動かす、計算力がものを言うという意味。処理速度が問われる部類に入る問題。逆に共通テスト過去問対策をしっかりとやってきて、解き方がつかめてきた、時間が足りてきたという人はその感覚で十分に対応可能。時に計算量が多いことがあるため、序盤の数値は大問が終わるまで使うため、計算要注意!!丁寧にでも、ゆっくりしすぎずに解答してくことが必要。2次関数・確率分野が頻出。

物理基礎・物理:数学と同じ。共テっぽさがある。物理でも処理速度が求められている点は変わらず、標準問題の演習を重ねている人は、時間を残して解答を終えることができるであろう問題が並ぶ。原子分野も忘れかけたころに問題に登場するためしっかりとおさえておこう。

化学基礎・化学:出題傾向が昨年度あたりから変化。無機化学の知識で解ける問題の割合が増えた。3,4年前の化学を見る感じ理論化学の計算がとても多かったが、近年になって変わった。処理速度という入試化学本来が持つ特性が出ている。ワーク・受講の復習問題にて典型問題の解き方を理解し、それをなるべく早く引く出して解答する力をつけていこう。今年になってどうなっているか>>>

以上、各科目について見てきました。受験生の皆さんは自分が受ける私大の問題にできるだけ早期に触れて、低学年の皆さんも志望校が決まり次第問題を確認して、志望校・受験校がどのような「クセ」を持っているかを知りましょう。早いほど質の高い対策ができますよ!

 

さぁ、そして、いよいよ共通テストまであと82日となりました。共テまで100日を切って、残り日数が2ケタになってからの時間が経過するスピード感とインパクトはこれまでに増して凄まじいですよね。皆さんも最近まで100日だったのにもう80日となり、「はやっ!!」と内心思っているかと思います。ここからの勉強は、「偏りなく・抜けなく・おごりなく」です。共テ→2次試験と進む人はもちろん、入試科目が少ない人も入試は総合点での戦いです。まだまだ苦手科目の伸びしろを蓄えている方も多いと思います。そして、勉強はしているものの細かなところを詰め切れなかった、、、そんなこともあるでしょう。これまでは、全範囲学習→入試基礎・標準→志望校対策と学習を進めてきたでしょうが、ここから更に知識をつけていって補強していきましょう。大局を今一度確認して、そして偏り・抜けをなくしていく。完成したでしょ!という人も自分で主観的に天井を定めることなく、最後まで1点でも多くとる努力を惜しまないよう、これからの残り時間を使っていってほしいと思います。

今回はこのへんで!!!

明日の担当は大山先生です!更新お楽しみに!!