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2022年 9月 15日 志望校別単元ジャンル演習とは?

 

みなさま、こんにちは。ただいま普通免許合宿参加中で、2日前に誕生日を迎えました松本です。今回このブログは合宿地の現地から更新しております。校舎に長らく顔をお見せすることができていないですが、僕も期日通りに帰ろうと必死ですので、無事に校舎でお会いできたときは元気な挨拶をください!

免許取得までの詳しい流れは調べてもらうとして、6日前の9/9(金)に修了検定というものがありました。仮免許といって、実際に路上で運転の技能教習を行う前に取得しなければならないものがあるのですが、それを与えるにふさわしいかを判定するものです。無事一発で取得できました。

そこからまた数日経ち、路上・高速自動車国道での教習を進めていき、明日はいよいよ卒業検定です。これに合格することで自動車学校を卒業できます。無事合格できてつくばに戻ってこれるとよいのですが、さてどうなるんでしょうか!!!ファイト!!!

 

さて、今回のブログのテーマは、志望校別単元ジャンル演習(単ジャン)についてということで多くの担任助手の先生が自身の体験談を交えた使い方について書いているため、僕は活用方法となぜ単ジャンが有効と言われているのかについて思うところを掘り下げて記していく形式にしたいと思います。よろしくお願いします!!

本題に入る前に低学年の皆さんに向けてです。「そもそも単ジャンって、なんじゃそりゃ!」、「んー。なんだか聞いたことはある…ぞ。」 ・・・ 人それぞれ持っているイメージは違うとは思いますが、これは今までの確認テスト・修了判定テスト・模試・過去問演習、その他の東進での学習結果をArtificial Intelligenceが分析して志望校合格のために必要な学習プログラムを提供してくれるというものです。

ほうほう。皆さんは日々の勉強で、あのワークをやろう、とかあの受講・参考書を進めよう、といったいわゆる勉強内容については他人に助言をもらうにせよ自分で考えていると思います。しかし、その勉強内容(問題)を提示してくれるものというわけです。なんだか凄そうな響きですね。先ほど申し上げましたが、その勉強内容決定の根拠となるのは今までの確認テスト・修了判定テスト・模試・過去問演習、その他の東進での学習結果ということであり、それらの結果を見て、ここが弱点・ニガテである→志望校合格に向けてここを補強・強化していく必要があるといった流れで決まっていくわけですね。

つまり、自分に必要な勉強内容・量がはっきり分かると同時に、各々のプログラムに従った演習をしていくことで日々の勉強が効率化され志望校合格に向けた学びの質が高まっていくというわけです!低学年の皆さんも日々の受講・確認テスト・修了判定テスト・その他の東進での学習がこんな形で反映されているということを理解して、受験生になった時にプログラムの質を高めていくために、日々の学習を一つ一つ丁寧に進めていきましょう。

 

 

さて、本題に戻ります。

なんでまた過去問演習終わったと思ったらあるんだよ…そんなことを考えている人もいるかと思いますし、マジメに取り組んでいる人もなんでこの時期にこれをやるのか、どういった効果があるのかなどを詳しく知れたほうが日々の演習のモチベーションにつながるかと思いますので、以下で詳しく見ていきたいと思います!!

まず、活用方法ですが、なんといっても日々の勉強の主軸に単ジャンを据えていくことでしょう。学習プログラムを見て、そこに自分がすでに弱いと気付いている箇所の演習が組み込まれていることは何となく想像できるかと思います。そのようなところは大事だし自分でも演習していこうとなると思いますが、ここでの話はそれ以外の、日々の自分主体進める勉強では意外と軽視されがちな点も単ジャンではしっかりとカバーしているというです。どういうことかですね。

ここで、僕が担当した過去2回の受験生ランキングホームルームと2回前のブログの話のおさらいですが、日々の勉強は志望校合格のためのものであるということを再確認しましょう。そして、これから秋以降は志望校合格に向けたそれぞれのニガテを潰し、求められる力(=つけていかなければいけない学力、備えておくべき戦略)をつける時期になります。何を、どのくらいのレベルまでもっていき各教科ごとに、こういうことを意識して解き進めていこう、じゃあそれに必要な学習は何か…

このような流れで進んでいくと思うのですが、以下のことを秋の時期に差し掛かっている受験生の皆さんに聞いてみたいと思います。僕が考えるに、単ジャンが有効であると言われている理由は以下の二つの質問に対する答えを与えるからであり、この質問とは受験を1シーズン見ていく中で理想から逆算して考えていくと、これからの時期に一番突き詰めて考えていかなければならず、避けては通れないものであると考えます。

 

1.志望校合格に向けて対策していかないといけないことは明確化されているか。それが必要十分か。

ここで言いたいことは、自分一人で志望校の傾向を掴み、自分のニガテを正確に把握しそれに応じた必要な学習計画を立てるのはここから新しくやっていくには時間が足らないことが多いということです。ここまでの勉強をしていく中で定期テスト・模試でいつもできなかったから、今後重点的にやっていこうと考えを進めるのは比較的容易です。しかし、もう一度言います。これからの勉強は目先の利益(特に、定期テストや評定)にとらわれるのはあまり良くないと個人的に思います。志望校合格のための勉強をしていく必要があります。そのテストの結果・評定は入試の合否を判定するのに一切使われません。だからこそ日々の勉強のベクトルが入試に向いていないといけません。しかし、その勉強に関して、何をどのくらい詳しくやっていくか、どのくらい時間をかけるかなどを見極めて正確に遂行することは容易ではありません。時間をかけすぎてオーバーワークになっていたり、逆に不十分だったりと難しいことが多いです。時間をかけてやったのに志望校では数十年弱出ていないとか、逆に時間をかけずにサラっと流してしまったが数年に一度の頻度で出題されていたなどはこれらの例と言えるでしょう。志望校の過去問演習をして出題傾向がある程度つかめた皆さんはこのようなミスは犯さないと思いますが、それでも自分一人では本来必要な学習が抜けていたり、逆に不要、というか優先順位が低い学習に時間をあててしまって時間を有効活用できていないかもしれません。どうしても主観が強く入りすぎてしまうことが多いのではないでしょうか。しかも、これではまずいと思っているにもかかわらず何をすればよいか分からないという方も多いと思います。案外自分一人で、正しい方向に正しい強度で正しい量を行っていくことは難しいものです。受験を1シーズン経験していなければなおさらでしょう。少々話があちこちに行ってますが、言いたいことは上記の問いに対する答えの1文目の部分です。

以下もう一つについてです。

2.やらねばならないとわかっているが、対策が遅れている分野はないか。ある場合は、それを克服するための計画は立っているか。

ずばり、現実逃避していないか、そして積み上げ型の学習になっていないかということです。んー。やはり、教科ごとの勉強のモチベーションは大きく変わってくることが多いですよね。しかし、いつかはやらなければならないがそこから目を逸らしている、という方も少なからずいるのではないでしょうか。このやらなければならないものとは、つまり苦手科目ですね。ずばりニガテになっている理由は自分なりの勉強法が作れていないか、それが効果的でないかの2択です。何をすればいいか、やることがはっきりしないから勉強が進んでいない→ニガテになるという流れは考えてみれば当たり前です。しかし。苦手だから勉強がつまらない→後回しになる→共テ・2次目前になって焦る、という流れは避けなければなりません。入試は総合得点での戦いです。得意は得意で苦手科目を補うくらいに磨きをかけていく、そんなことを考えるのも戦略の一つかもですが、ある極端な例を挙げると、数学が得意な人が共テ数学で更に20点上げるのと、勉強が進んでいない古典で20点上げるのではどちらを選びますか?数学ではおよそ大問一題分弱ですが、国語では2問分です。得意科目のキレを向上させていくことは大事ですが、総合得点を上げるのに、時に苦手科目を詰めていったほうが現実的なことも多々あります。このようなとき、苦手科目は特に今まで目を逸らしてきたことが多いという性質上、その勉強計画・自分に合った勉強方法や内容は大抵不明瞭でしょう。やらないと。でも、何をやれば・・・?それは、もし自分一人で決めていくとしたらどのように決めていきましょうか?また、どのように勉強のモチベーションを保っていきましょうか?

さて、これら二つの質問と冒頭紹介した僕が受験生ランキングホームルームで言ったことをあわせて、なんでこの時期にこれをやるのか・どういった効果があるのかに答えていき「まとめ」と致します。

ずばり、単ジャンを進めていこう!と言っているのは、志望校合格に向けた日々の勉強を効率化させることができるきっかけになるからだと考えます。1で言えば、まだ過去問研究が進んでいない・演習はしていったが、今後何をすればよいか明確化できなかったという方には特に有効で、2で言えば、何をすればいいかやることがはっきりしないから勉強が進んでいない→ニガテになるという流れを断ち切れない方に有効と言えるでしょう。なぜ有効か?それは、数十年にわたる志望校の過去問分析から傾向を見出し、対策すべき分野を決めていること、そしてそれをこれまでの東進での学習・模試と併せて、あなたが優先的に取り組むべき分野・問題を優先順位をつけて必要な量を必要な強度でより客観的に提供しているからです。自分ではこれで必要十分だ!と思っていても、反対に何をやればいいんだ?・・・こんな相反する二つの事態にも対応し、個人個人でこれをやり切れば志望校合格に近づく!可能性が高まる!そんな学習プランを用意しています。これらの合格可能性の向上は、日々の自分の勉強に自信を与え、モチベーションを保てます。冒頭で言いました。これからは、志望校合格に向けたそれぞれのニガテを潰し、求められる力(=つけていかなければいけない学力、備えておくべき戦略)をつける時期になります。いかに志望校合格に必要な学力を効率的につけ、戦略を綿密に立て、それらを試験本番に練習通りに発揮していくことができるかです。時間が惜しいです。ぜひとも、これまでに自分の勉強で培ってきた入試基礎力を単ジャンでより強固にしていき、対策が必要な部分は提示された問題を解答していく中で効率的に対策していってほしいと思います!

以上、単ジャンについて書いてきました。少しは単ジャンの有効性が分かっていただけたでしょうか?これも受験生ホームルームの際に言いましたが、僕がブログの各テーマに文章量を割くのは日々の勉強の効果を明確化し、意味を与えていくことが最後まで勉強を頑張り切るために重要だということを受験生時代に感じたからです。たくさん考えましょう。そして、誰かにやらされるのではなく、主体的に取り組みましょう。あくまで上の話は僕個人の意見です。皆さん一人ひとりが脳死でとにかく頑張る、というのではなく何を自分に還元していくか・これをやることでどのような効果が得られるのかをしっかりと考えれば、勉強法の良し悪しが分かり、自分なりの意義付けができ、今苦しいと感じている勉強もラスト本番まで頑張れるに違いありません!

 

今回はこれでお開きにしたいと存じます。長くなりましたが、ありがとうございました!!! ||^-^|||

 

明日は、大岩香凜先生の担当回です。

引き続き単ジャンの使い方・復習方法についてしっかりと学び、各々の学習に役立てることができる点はしっかりと盗んで活用しちゃいましょう!