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2022年 10月 21日 大学入学試験の特徴

こんにちは。担任助手の河野です。

 みなさまいかがお過ごしでしょうか。最近では、生徒から修学旅行の話がちらほら聞こえてくるようになりました。コロナが流行し始めてから約2年半、ようやく修学旅行ができる目処が立ってきているという話を聞き、他人事ではありますが私も嬉しくなりました。修学旅行から帰ってきたみなさんはぜひお土産話を聞かせてください!

 

さて、今日のテーマは大学入試試験の特徴です!

今回は自分が所属する大学について話すということで、かなり限定的ではありますが、日本大学芸術学部の入試について説明していきたいと思います。

私は一般選抜 A個別方式(第1期)という方法で合格しましたので、今回は主にその試験についてお話ししていきます。

A方式は簡単にいうと、学力検査各学科の専門試験の二つによる選抜方法です。

学力試験は全学科共通で「コミュニケーション英語Ⅰ~Ⅲ」と「国語総合(漢文除く)」の2科目です。

全問マークシート方式での解答となります。

 受験当時の印象にはなりますが、英語に関しては、基礎がしっかりできていれば着実に解答できる問題という印象です。熟語や文法の問題は、どこの大学を受ける時も一緒ですが、みんなが確実に点数を取る分野ですので絶対落とせません。私は高速基礎マスターをめちゃくちゃやっていたので、そのおかげで熟語・文法問題は救われたと言っても過言ではありません。原点回帰、私のブログでは何度も言っていますが、高速基礎マスター本当にちゃんとやりましょう。舐めたらあかん、です。長文の問題は、私が受験した年がコロナの流行し始めの頃だったため、問題にもコロナの話題が出てきました。

 国語の問題は評論文・小説・古文・国語全般の知識問題、といったところでした。国語に関しても基礎がしっかりできていれば問題なく解答できるかと思いますが、私立ならではの特色と言えるでしょうか、最後の知識問題に関しては共通テストとは別で対策をしていました。四字熟語や小説、文豪などを問われる問題でしたので、高校でもらった国語の参考書(便覧)を見返して、問題を解いてわからなかったところにひたすらチェック、周辺知識もそのタイミングで一緒に確認する、という方法をとっていました。

 

 そして、おそらくみなさんが気になるのは各学科の専門試験の方かと思いますので、こちらについてもお話ししていきます。

私の受験した放送学科では、作文面接が行われています。(これを機に別の学科の試験の調べましたが、面接はどの学科のどのコースの試験を受けてもあるみたいです。)

 まず作文についてですが、60分600字で当日発表されるお題についての作文を書きます。私の年のお題は「鞄」でした。試験開始の声と同時に机に置いてあるちょっと厚紙の真っ白い紙をバッとひっくり返すのですが、鞄の文字が目に飛び込んできた時、緊張していて頭が冷静に働いておらず、「あれ、これ”カバン”って読むんだよね?”くつ”じゃないよね?、、え?漢字が読めずにテーマ履き違えて作文書いて落ちるの?馬鹿すぎない?」と思いながら最初5分くらいずっと鞄と靴という漢字を余白に書き比べて「、、よし、”カバン”だよね、」となって作文を書き始めた記憶があります。今思えば馬鹿だなぁと笑い話にできますが、それくらい冷静になれないのが受験。みなさんは落ち着いて挑めるくらいの自信をつけて臨みましょうね。

 作文の対策に関してですが、過去のお題や適当に拾ってきた単語から、同じ時間と文字数でひたすら書いて学校の国語の先生に読んでもらうというのを繰り返していました。必勝法というのもなかなか編み出すのが難しい試験ですが、私個人の大まかな書き方ガイドは、物語風に書くor説明チックに論文風に書く、の2択から書きやすい方を選んで頑張って書いていました。「鞄」の時に私が書いたのは、”小学生はランドセル、中学生はスクールバック、高校生はリュック、これからはどんな相棒と付き合っていくんだろう?」的なことを書いた記憶があります。改めてこれを知られると思うとちょっと恥ずかしい…

 面接については、作文の試験の後に面接シートなるものを記入して、翌日それに沿って試験官から質問を受ける、という形です。2対1で先生とお話をしました。放送学科ならではというべきか、「好きなテレビ番組はなんですか?」という質問を受け、”激レアさんを連れてきた。”が好き、と答えました。その回答が絶妙にその先生に刺さったのか、”あれいい番組だよねぇ”と割とポジティブな返答を頂けて、内心ちっちゃくガッツポーズをしました。この回答は面接に通されるまでに”これ質問されるかな?”と思って直前の直前で用意した回答だったので、少しびっくりしました。こういうプチ奇跡があるのも受験ならではなのだと思います。別の大学でも面接試験があったので学校の先生に対策していただいていました。とにかく笑顔で!ということを意識して望んでいたおかげか、無理くり作った笑顔でしたがそれに釣られて楽しく話せた気がするので、面接試験がある方はしっかり笑顔で話すことをお勧めします。今の時期はマスクをしていてなおさら表情が分かりづらいので目元もしっかり笑顔で話せると尚良いと思います。

 

 

 さて、日本大学芸術学部、とりわけ放送学科の入学試験(というか半分くらいは私の受験体験記)についてお話ししてきましたが、なんとなく想像できたでしょうか?みなさんも自分が受験する大学の試験の特徴をよく把握して、どう攻略していくか、しっかり作戦を練って受験に臨みましょう!

 

次回の担当は大岩先生です。お楽しみに!